ユーザーが知っておくべきネットショッピングの統計情報10選

ドロップシッピング市場などのEコマース事業に関わっている方なら、最新のオンラインショッピング統計データを知っておくといいでしょう。新型コロナウイルスが引き続きオンライン販売数に影響を与えている中、eコマースの利益はますます伸びています。スマートフォンにおけるネットショッピングの利用者数も絶えずに増加しています。

オミクロンの大流行により、通常のショッピング習慣はガラリと激変しました。専門家によると、家の外での買い物は新型コロナウイルスに感染する最大のリスクをもたらしています（iNews、2022 ）。ある英国の研究では、いくら感染防止対策を実施しても、買い物には映画館やバー、スポーツイベントよりもウイルスを拡散するリスクが大きいと示唆しています。

ここでは、オンラインショッピングにまつわる統計データ10選をご紹介し、デジタルプラットフォームで消費者に販売する利点について解説します。

インターネットユーザーの5人中3人が買い物目当て

データ・リポータル（DataReportal）の統計データによると、世界中のインターネットユーザーの58.2％（16〜64歳）が2021年9月にオンラインで買い物をしていることが分かります。人混みの多いところに行ったり、勤務時間前後に買い物をしたりする時間を確保する代わりに、自宅から買い物できるネットショッピングの利便性を選ぶ人が増えています。

スマートフォンで買い物をする人の増加

スタティスタ（Statista）によると、2021年の全世界の小売サイトの訪問数の70％はスマートフォン経由でした。ネット閲覧やアプリ利用に便利なモバイルテクノロジーが普及する中、モバイル対応サイトを提供することはどのeコマース事業にとっても重要です。他のデジタルインフラがない地域では、スマートフォンの利用が普及しており、パソコンよりもモバイル経由でオンラインショッピングをする場合が多いです。

モバイルユーザー数は、2020年から2021年にかけて2.3％増加

2020年から2021年までの12ヶ月間で、モバイルユーザー数は2.3％増加しました。データ・リポータル（DataReportal）によると、毎月1億1,700万人のユーザーと1000万人近い新規ユーザーがスマートフォンを利用しています。

世界全体のモバイルユーザー総数は、2021年に52.7億人に達しました。これは世界の総人口の67％を占めていることになります。

中でもX世代とミレニアル世代は、購入商品の数が最も多いことが分かっている

オンラインショッピングの利用率が最も高い年齢層は25～54歳（79％）、2番目に高いのは16～24歳（78％）です。 ユーロスタット（Eurostat）の2020年の統計データによると、実店舗からオンラインストアに乗り移っているユーザーは若い世代だけではありません。X世代（1965〜1980年生まれ）とミレニアル世代（1981〜1996年生まれ）は、手間を省くためネットショッピングを最大限に日常生活で活用しています。つまり、この年齢層をターゲットに商品を販売できる可能性があります。

購入商品ランキングトップ3：洋服・ホーム＆ガーデン用品・フード配達

ユーロスタット（Eurostat）は2020年にEU諸国オンライン購入に関する調査を実施し、次の結果に達しました：売れ筋トップ3の商品カテゴリは衣料品（63％）、ホーム＆ガーデン家具・雑貨（29％）、レストラン・ファーストフードのフードデリバリー（28％）。次いで、化粧品・美容品（27 ％）、書籍・雑誌・新聞（26％）、パソコン・タブレット・携帯電話などのデバイス（26％）がこの年度、最も販売されました。

無料配送で購入率アップ

データ・リポータル（DataReportal）によると、2021年に顧客の51%が「無料配送が提供されている商品やサービスの方が購入する可能性が高い」と回答しました。割引コード（40%）は2番目に効果的であり、次いで他の顧客によるレビュー（33%）と簡単な返品ポリシー（32%）も顧客の購入率を高める効果があります。ネット購入者へインセンティブを与えることで、eコマース事業の売り上げを大きく伸ばすことができます。

閲覧者は購入前に平均最大6件の商品レビューを読んでいる

購入を検討している人はまず興味のある商品について情報収集を行い、さまざまなサイトを通してインスピレーションを求めます。 スタティスタ（Statista）が2021年に実施した調査よると、商品を購入する際、オンラインユーザーの半数がAmazonなどの検索エンジンを最初に訪問し、大半は購入する商品を決める前に、最大6件の商品レビューを読む傾向があります。

インターネットユーザーの71%は「SNSで見た商品を購入する可能性が高い」

InstagramとTikTokフィードの影響を受けているユーザーはますます増えており、実際に10人中7人はSNSで紹介されたアイテムを購入しています。市場調査会社GlobalWebIndexが公開した調査データによると、eコマース事業は人気のあるSNSチャンネルを利用して収益を急増させ

ライセンス・グローバル（LicenseGlobal）も米国の買い物客を観察したところ、似た現象を報告しています。この調査によると、北米人の87％は「SNSが商品購入のきっかけや決め手である」と回答しています。

「インフルエンサーを見た後の方が、購入率が高まる」ミレニアル世代

インフルエンサー・マーケティング・ハブ（InfluencerMarketingHub）が2021年に実行した調査では、Z世代とミレニアル世代はSNSのインフルエンサーがきっかけで商品をネット購入する可能性が高いことがわかりました。ミレニアル世代の84％も「ユーザーコンテンツが自分のお金の使い方に影響を与えている」と認めています。

Instagramユーザーの80%がビジネスアカウントをフォロー中

毎月10億人以上のアクティブユーザーを抱える、Instagramですがeコマースにおいて、莫大な影響力を持っています。サーチエンジン・ワォッチ（SearchEngineWatch）によると、Instagramユーザーの80%は少なくとも1つのビジネスアカウントをフォローしています。インターネットユーザーは、共感できるブランドをフォローしたり、フォロー中のインフルエンサーによりタグ・メンションされた新しい企業を見つけたりすることを楽しんでいます。ショッピングタグとチェックアウトオプションなどの便利機能を投稿に追加できるため、Instagramアプリを通して簡単に買い物好きの人を惹きつけることが可能です。