ビジネスオーナーになったら、失敗は避けられません。
初めてEコマースサイトを立ち上げた初心者の方であっても、500人の従業員を抱える成功した起業家であっても、それは同じことです。
失敗は誰にでもあることです。
ドロップシッピングも同じです。最初から完璧にできるわけではありません。ビジネスの裏側を研究することは失敗なくできますが、実際にビジネスを始めてからが勝負になります。
ここでは、ドロップシッピングでよくある6つの失敗をご紹介します。
ニッチを間違ってしまう
ブランディングが下手または専門的でない
配送が遅いサプライヤーを使っている
詳細を確認しない
休暇を取るのが早すぎる
カスタマーサービスの質が悪い
それでは、本題に移ります。同じ轍を踏まないようにしましょう。
1. ニッチを間違える
ドロップシッピングで最も難しいのは 、ニッチな分野を選ぶ ことです。
たくさん売れて、流行り廃りがなく、一年中売れるものを決めるのは、まるで水晶玉を見ているような気分です。
ニッチすぎる商品も、広く浅い商品も、利益を損なう可能性があります。
役立つポイント:
すでに競争の激しいニッチを選ばないこと(例:昨今では、携帯電話に取り付けるリング、携帯電話ケース)
経験や興味があまりないニッチを選ばないのが理想的です。
調査もせずに飛び込みでニッチを選ばないこと
ニッチを見つけるのに、完璧で保証された方法はありません。すべてのビジネスベンチャー同様に、多少のリスクはあります。
2. ブランディングが下手、またはプロフェッショナルでない
マーケティングや広告の学士号を持っていない人はたくさんいます。
でも心配しないでください。大学に戻ったり、高い予算を割いてまでマーケティング担当者を雇ったりしなくても、カスタマーに好印象を与えることは可能です。
ローコストでFacebookや Instagramの広告 を作ることができる無料ツールもありますが、もしこうしたツールを扱えるスキルや知識がないなら、広告を設定しない方がマシということもあります。
人々は毎日、広告にさらされています。投稿されている広告は、高い感性でキュレートされ、分野の専門家によってつくられています。
こうした高品質な広告に、多くの人は慣れてしまっているため、質の 低いブランディング 広告を発信するなんてことは考えられません。
これには、低品質の画像、不適当な色の選択、面白味のないコピー、分かりにくいメッセージなどが含まれます。
役立つヒント:
フリーランスのグラフィックデザイナーを雇い、広告画像、会社のロゴ、ソーシャルメディアのグラフィックを作成します。
フリーランスのマーケティング担当者を雇って、売れるコピーを書いてもらう
自分でやるには、マーケティングメッセージや広告コピーをできるだけ多く読むこと
デジタルマーケティング、Eコマース、ブランディングについて学ぶことができる手頃、または無料のオンラインコースを利用して知識を深める
グラフィックデザインは非常に専門的な分野なので、多くのプロフェッショナルが芸術分野での学歴や経験を持っています。
Adobe PhotoshopやInDesignなどの難しいソフトを使って、ビジネスやマーケティングの資料を作成する才能が自然に備わっている人は、そう多くはないでしょう。
エキスパートへの発注は、カスタマーに好印象を与えるためには、投資する価値があるはずです。
3. 配送が遅いサプライヤーを使っている
サプライヤーを選ぶ際 に、カスタマーが注文を受け取るまでにどれくらいの時間が必要なのかを考えてみてください。
AliExpressなどのサプライヤーは、中国で生産された製品のカタログを持っています
これらの商品は低単価で、ドロップシッパーにとって十分なマージンを確保することができる魅力があります。
しかし、お客様が注文した商品が届くまで何週間も待たされるようでは、良い評判は得られません。
また、国民の祝日についても考えてみましょう。中国は旧正月の期間、すべての企業やメーカーが1週間休業するのが普通です。
役立つヒント:
ドロップシッピングXLなど、顧客への 迅速な配送を保証できるサプライヤーを検討する
中国のサプライヤーを希望する場合、顧客に出荷待ちが発生することをお知らせすること
返品にかかる費用や期間など、サプライヤーの返品規定を確認することも忘れないこと
4. 詳細を確認しない
これは、ウェブサイト、ソーシャルメディア広告、メールマーケティングで起こりうる大きな欠点です。
ウェブ開発者やマーケティングの経験があっても、小さなミスを見落としてしまうことがあります。
これは、新製品の発売を宣伝するための有料広告の中に、誤って古い製品のリンクが含まれている可能性があります。
配送にかかる時間の誤記かもしれません。
ウェブサイトのバックエンドで新しいプラグインを有効化するのを忘れている可能性があります。
役立つヒント:
ウェブサイトにエラーがないか、定期的に確認しましょう
ソーシャルメディア広告を公開する前に必ずダブル、いやトリプルチェック!
Grammarly などのアプリ(無料!)を使って、文法やスペルをチェックする
ウェブデザイナーやデベロッパーはコピーライターやマーケターではないので、彼らがサイトに追加するコピーをチェックする
デッドリンクやリンク切れを発見するために、Dead Link Checker などのオンライン無料ツールを使用する
5. 休暇を取るのが早すぎる
実はこれ、かなりよくある初心者の失敗談なのです!
ドロップシッピングの特徴は、ある日突然、200件の注文が入るかもしれないこと。
特に、起業したてで、チームのサポートがない場合、スケーリングは前触れもなく、すぐに起こります。
残念なのは、ドロップシッパーが週末に休んだり、休暇に入ったりした際に、誰も舵を切れる人がいないことです。
休日に注文を処理するのは、誰にとっても予定外の行動です。
プールサイドで緊急作業をする時間を確保したとしても、Wi-Fiが遅いリスクもあり、長時間の作業で疲弊してしまいます。
結局、注文や顧客からのメールが滞留している状態で帰宅を迎えることになるのです。
役立つヒント:
ドロップシッピングを始めたばかりの頃は1日でも休むとリスクがあるため、フリーランスのアシスタントを雇うか、信頼できる人に業務を任せること
規模を拡大する際には、小規模なチームを立ち上げ、業務の分配を検討すること
バリ島への2週間の休暇を直前に計画して、生まれたてのドロップシッピングビジネスを置き去りにしないこと!
6. カスタマーサービスの質が悪い
多くのドロップシッパーが陥ってしまいがちなこの落とし穴は、避けるのは簡単なように思えます。しかしeコマースの創業期のストレスのもとでは、不満を抱えた購入者の対応に神経を著しくすり減らすことになります。
カスタマーからの問い合わせを避けるために、連絡先を記載しないこともありますが、これはカスタマーからの信頼を損ねることになりかねません。
カスタマーからのお問い合わせには、できる限り迅速に対応するよう心がけましょう。また、ソーシャルメディアにメッセージが来ていないか、必ず確認してください。
もちろん、丁寧で親しみやすく、親切であることが、顧客満足度の向上につながることは言うまでもありません。
役立つヒント:
ウェブサイトにカスタマーサービス営業時間を記載し、利用客に問い合わせることができる時間を知らせるようにすること
返信期間を記載すること
顧客からの問い合わせだけで忙しさが増してきた場合は、フリーランスのカスタマーサービス担当やエグゼクティブアシスタントを雇うことを検討する
ビジネス用のソーシャルメディアアカウントの新着メッセージのアラートがオンになっていることを確認する
まとめ
「ドロップシッピングビジネスで避けるべき6つの落とし穴」についてお分かりいただけたでしょうか。
どんな新しい事業でも失敗はつきものですが、これらのヒントが大きな失敗の回避に役立つことを願っています。
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