スポーツ系の売れ筋ベスト商品

スポーツ用品市場といえば、アスレチックウェア、靴、運動器具やライセンススポーツ用品が思い浮かびます。グローバル・インダストリー・アナリストズ社（Global Industry Analysts, Inc.）によると、スポーツ用品市場は2026年までに706億米ドル規模になり、年間複合成長率（CAGR）は2.6%に達する見込みです。

こちらのスタティスタ（Statista）の調査データは、ヨーロッパにおけるスポーツおよびアウトドアEC市場の価値を示しています。2017年以降、スポーツ用品・スポーツウェアの売上高は順調に伸びていることがわかります。尚、ヨーロッパ外では、ほとんど中国から収益を得ています。

以上、市場の収益に関する現状を報告しました。では、これから流行る可能性のある商品をいくつか見ていきましょう。

SUPボード

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ウォータースポーツのニッチは新型コロナウイルスの感染拡大防止に伴うアドベンチャーセンターの閉鎖の影響から回復しており、じわじわと売上が伸びています。ロックダウン措置の解除後も、海外渡航制限によりウォータースポーツの人気度が急上昇しました。

その中でも、特にスタンドアップパドル（SUP）ボードは、急成長ぶりが際立ちます。テクナビオ（TechNavio）の調査レポートによると、その人気の理由は、サーフィンコンテストが増加していること、アドベンチャーツーリズムにおいてサーフィンが採用されており、ヨガなどレジャー活動にSUPが取り入れられている傾向があるためです。

ファクト・エムアール（Fact.MR）の統計によると、SUPボードの世界市場は2022年に15億米ドル相当、2032年には38億米ドル相当の規模に拡大します（2022年から2032年のCAGRは9.7 ％を見込み）。

ヨーロッパでSUP需要が高まっていることも同研究は明らかにしています。最もSUPが人気のあるヨーロッパ圏の国はフランスで、このウォータースポーツはフランスのサーフィン系アクティビティの10％も占めています。フランスのサーフィン連盟によると、現在フランスでは68万人のサーファーが活躍しています。イギリスとドイツにも負けないほどのSUP好きが集まっています。

Googleトレンドによると、「SUPボード」は2021年6月と7月にかけて検索数が多いワードになっています。検索数が最も多い国は、多い順にデンマーク、オランダそしてドイツです。

ドライバッグ

ウォータースポーツ市場で現在も高い売り上げを誇る商品といえば、ドライバッグです。このPVC製の防水バッグは、貴重品が水で濡れないように設計されており、SUPボード、カヤック、カヌーやセーリングを楽しむ際に重宝します。

先ほど述べたように、SUPやサーフィンは今まさに流行のスポーツです。ウォータースポーツやアドベンチャーが大好きな方は、非常に高い確率で携帯電話、車の鍵、軽食を持ち歩くためにドライバッグを買い求めます。

Googleトレンドのデータによると、ドライバッグのニッチ市場は人気があり、ベストセラーになる確率が高い商品で、上記の結果は、2004年以降の「ドライバッグ」の世界中の検索数に基づいています。同じデータから「ドライバッグ」の検索数が最も高い国トップ3はシンガポール、ニュージーランドとイギリスであることも明らかです。

さまざまな大きさのドライバッグが存在しますが、通常サイズは5 ～30リットルです。視認性の高いビビッドな色を取り入れたデザインには、取り外し可能なショルダーストラップが備わっています。また、アクティビティの間、SUPボードの下に浮かべたり、カヤックの中に保管したりすることができるように設計されています。

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ジムベンチ

フォーチュン・ビジネス・インサイト（Fortune Business Insights）によると、ホームフィットネス機器の世界市場は107億米ドル（2021年時）から147億米ドル（2028年時）に急増する見込みです。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、人はこれまで以上に健康とフィットネスに関心を持つようになりました。特に北米とヨーロッパで、この市場は高い利益率を達成しています。

「ジムベンチ」のGoogle検索数は、2020年4月に大幅に急増し、人がスポーツジムに再び通い始め後も高い人気を維持し続けています。 グローバル・データ（Global Data）の報告書によると、「英国の消費者の半数はパンデミック中に自宅用のワークアウト商品を購入し、75％はパンデミック後も自宅でワークアウトを継続するつもり」です。この統計から、ECサイトやマーケットプレイスでジムベンチを販売することで、売上アップを期待できます。

スタティスタ（Statista）の英国市場調査によると、ジムベンチはホームジム用品のカテゴリーで2番目の人気度を博しています。ホームジムは、便利で価値のある健康への投資だと消費者に見なされています。病気予防に効果的な運動の価値が高まる中、ホームフィットネスへの関心はそう簡単には収まらないはずです。

ジムベンチにもさまざまなタイプがあります。その中でも販売に向いている種類は、標準タイプの調節可能なベンチや、バーベルとダンベルをセットしたウェイトベンチです。

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ジムレギンス

Googleトレンドを見ると一目瞭然です。「ジムレギンス」は今後も有望な見通しをもてる上昇トレンドです。世界中の検索数は、この過去10年間で大幅に増加しました。2021年1月から2022年1月の間で、検索数が最も多い国はアイルランド、イギリス、セントヘレナ、オーストラリアとニュージーランドです。

最近購入したトレーニングウェア商品の感想や体験を共有するホールビデオなど、ジム関連の動画がTikTokで大流行し、特にスポーツ用品の一種である「スクランチジムレギング」は一気に注目を集めました。スタイルがよく見えるこの女性用レギンスは、Amazonで販売することができます。これはほぼすべての体型を魅力的なシルエットに変身する効果があると大好評でした。他に人気のあるTikTok動画でも、Amazonの女性用ジムウェアがよく紹介されています。このニッチ市場でGymsharkなどのブランドと競合できるほどの、レディース用ジムレギンスジャンルにおける高いポテンシャルのある商品です。

ダンベル

2022年1月以来、ダンベルはAmazonのスポーツおよびアウトド用品のカテゴリーで最も売れている商品の一つです。新型コロナウイルスのパンデミックのピークを過ぎても、Google上の「ダンベル」の検索数はいまだに高く、収益性がある見通しです。検索数が最も多い国は、アイルランド、イギリスとカナダの3カ国で、その中でも「調整可能なダンベル」は、最も検索数が多い検索ワードになっています。

シングルダンベルやダンベルセットもドロップシッピングするのに良い商品として候補に上がるでしょう。さまざまなトレーニングに活用できるダンベルセットも、特定の筋肉をターゲットにしたり、筋力を増加させたりする効果がある筋トレアイテムとして人気を博しています。ダンベルの素材も鋳鉄製やネオプレン製などさまざまです。

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